花屋業界では1年に一大イベントの母の日を終え、少しほっとする時期。
まだまだ過ごしやすい季節が続きます。
今回は二十四節気では8番目の季節、小満(しょうまん)についてお話ししていきます。
小満とは
小満とは、5/20~6/4頃の時季をさします。
あらゆる生命が太陽の光をあびてすくすくと成長し、大地に満ち始めるころ。
小満の食べ物
小満の時季に旬を迎えるのは「さくらんぼ」「メロン」。
さくらんぼはバラ科さくら属の木からなる実で、5~7月に旬を迎えます。主にセイヨウザクラやスミミザクラから採れます。
栽培が難しく、生産量が少ないため高価な果物。
そのため「赤い宝石」とも言われています。
またこちらも高級果物の「メロン」。
4~5月頃に主に旬を迎え、品種によっては7月頃まで楽しめるものもあります。
小満の花
小満の時季に開花を迎える「紅花」。
古代エジプト時代から染料として用いられてきた花。小さな黄色い花を咲かせますが、その黄色の色素は水に溶けやすく、赤色の色素が残ります。
その色素が紅色となり染物などに利用されてきました。
たまにはちょっと贅沢に。
旬のフルーツを味わいながら季節を感じてみるのはいかがでしょうか。
七十二候
- 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) 蚕が桑を盛んに食べ始める
- 紅花栄(べにばなさかう) 紅花が盛んに咲く
- 麦秋至(むぎのときいたる) 麦が熟し麦秋となる
※七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を指します。
筆者:関戸 編集:油井・蒲原