新年度を迎え、気持ち新たに学校や仕事を頑張ろう!
そんな方も多いのではないでしょうか。
今回は二十四節気では5番目の季節、清明(せいめい)についてお話ししていきます。
清明とは
清明とは、4/4~4/18頃の時季をさします。
すべてのものが清らかで生き生きとするころ。
花や鳥、蝶など生き物すべてがいのち輝く季節です。
清明の食べ物
清明の時季に旬を迎えるのは「みつば」「めばる」。
みつばは3月~4月に旬を迎えます。
お吸い物に添えてあるイメージのあるみつばですが、ビタミンA・C、鉄や食物繊維など美容や健康にとても良い香味野菜です。
めばるは、春を告げる魚とも言われ、3月下旬~5月に旬を迎えます。
塩焼きや煮つけに適しています。
昔は広く流通していましたが、捕獲数が現状し今では希少価値がつくほどに。
清明の花
清明の時季に開花を迎える「花水木(ハナミズキ)」。
北アメリカ原産で、ヤマボウシに似ていることからアメリカヤマボウシとも呼ばれます。
日米親善の木としても知られており、東京からワシントン州へさくらを贈ったお返しとしてハナミズキを受け取ったといわれています。
ヤマボウシとの見分け方は、花びらのような苞の先。
へこんでいるとハナミズキ、とがっているとヤマボウシです。
もし見かけた際は調べてみてください。
七十二候
- 玄鳥至(つばめきたる) 燕が南からやって来る
- 鴻雁北(こうがんきたへかえる) 雁が北へ渡って行く
- 虹始見(にじはじめてあらわる) 雨の後に虹が出始める
※七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を指します。
忙しい新生活の中でも、気分転換に春の植物たちを楽しみながらお散歩するのはいかがでしょうか。
筆者:関戸 編集:油井・蒲原