桜の季節もおわり、春と夏の間の過ごしやすい季節がやってきました。
今回は二十四節気では6番目の季節、穀雨(こくう)についてお話ししていきます。
穀雨とは
穀雨とは、4/19〜5/4の時季をさします。
たくさんの穀物を潤す春の雨がふるころ。
穀物にとってはめぐみの雨となります。
穀雨の食べ物
穀雨のころに旬を迎えるのは「ヤリイカ」。
お好きなかたはぜひお刺身で!
鮮度に応じて色が透明、茶色、白色と変化していきます。
穀雨の花
穀雨のころに開花をむかえるのは「春牡丹」と「藤」。
華やかさから花の女王と言われる牡丹、春牡丹は4〜5月に開花を迎えます。
華やかさから花の女王と言われる牡丹、春牡丹は4〜5月に開花を迎えます。
また日本では藤棚や盆栽仕立てが主な藤も4月中旬〜5月上旬に見頃を迎えます。
満開に咲いた藤棚は日陰をもたらし、風情のある涼みスポットに。
穀雨の時季のことば「八十八夜」
立春から数えて八十八番目の夜のこと。
まもなく夏を迎えることを表します。
まもなく夏を迎えることを表します。
田植えや茶摘みの時期とされ、八十八夜にとれたお茶は長寿の薬といわれています
七十二候
- 葭始生(あしはじめてしょうず) 葦が芽を吹き始める
- 霜止出苗(しもやんでなえいづる) 霜が終り稲の苗が生長する
- 牡丹華(ぼたんはなさく) 牡丹の花が咲く
※七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を指します。
筆者:関戸 編集:油井・蒲原