朝晩すこし涼しい時間もありますが、この厳しい暑さはいつまで続くのでしょうか…。
今回は、二十四節気では14番目の時季である、
「処暑(しょしょ)」についてお話ししていきます。
処暑とは
処暑とは8月23日から9月7日頃の時季を指します。
旧暦では秋に区分されますが、現代ではまだまだ暑さが続きますね。
旬の食材
処暑の旬の食べ物は、「すだち」「ぶどう」
この時期に収穫されるすだちは香りも酸味も高く、風味が良いです。
ぶとうのみずみずしい甘みは、体内に吸収されやすい糖質が多く含まれており、疲れを癒す働きもあるようです。
残暑にピッタリですね。
「秋の味覚」である食材達が旬を迎えます。
食べ過ぎには注意しましょう・・・!
旬の花
処暑の花は「ケイトウ」「ホトトギス」
どちらも秋を連想させる花で、8月下旬から花屋で並びます。
夏の花から秋の花になるこの時季。
是非花屋に立ち寄って季節の移り変わりを感じてみてください。
旬のコト
台風や急な雨が多い時期。
台風の襲来から畑を守るために、各地で豊作を祈る祭りが開催されます。
富山県の「おわら風の盆」はその中でも有名な祭りです。
ここ最近は大雨による河川の氾濫など大きな災害も増えています。
突然の災害に備えて、防災グッズの見直しはこまめに行いましょう。
七十二候
- 綿柎開(わたのはなしべひらく)綿を包む萼(がく)が開く
- 天地始粛(てんちはじめてさむし) ようやく暑さが鎮まる
- 禾乃登(こくものすなわちみのる) 稲が実る
※七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を指します。
筆者:髙木 編集:油井・関戸・蒲原