暑さが増していく時季到来です。
今回は、二十四節気のなかの10番目の季節である夏至(げし)について説明していきます。
夏至とは
夏至とは、毎年6月21日〜7月7日頃までの時季を指します。
書いて字の如く「夏に至る」という意味であり、夏至を過ぎてから夏本番を迎えます。
「一年で最も昼が長く、夜が短くなる」という認識をされてるかたも多いでしょう。
旬な食材
梅雨の雨と、太陽の光をたくさん浴びた夏野菜やくだものは暑さに疲れた身体をゆっくり冷やし癒します。
地域によっても異なりますが、夏みかん・冬瓜・タコ・オクラ などでしょうか。ところで、なぜ夏が旬なのに冬瓜と呼ばれるのでしょう?
冬瓜は保存性が高く、冬用の保存食として重宝されていたのでそう呼ばれるそうです。
冬瓜は保存性が高く、冬用の保存食として重宝されていたのでそう呼ばれるそうです。
旬の食べ物は理にかなっているものが多く、健康にもよいので積極的に摂りいれていきましょう。
旬な花
季節の変わりめではありますが、初夏の花が綺麗に咲くよい頃です。
この時季の花は繊細な雰囲気をもつ花が多くなりますが、実は自然のパワーをたくさん浴びて力強く咲き誇ります。
アヤメ・アサガオ・クチナシの香りも漂う頃でしょうか。
旬なコト
夏至の夜には世界的なイベントにもなっているキャンドルナイトがあります。
すこしの時間だけでも電気を消して、キャンドルの灯りでゆったりとした時間を過ごしましょうと、環境問題含めたいろんな想いや考えをあわせもった取り組みでもあります。
1/f ゆらぎはキャンドルはもちろん、自然の中にも多く見られます。
旬な花やみどりを五感で感じることで、夏の疲れた身体をゆっくり癒す効果もありそうです。
七十二候
- 乃東枯(なつかれくさかるる) 夏枯草が枯れる
- 菖蒲華(あやめはなさく) あやめの花が咲く
- 半夏生(はんげしょうず) 烏柄杓が生える
※七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を指します。
筆者:髙木 編集:油井・関戸・蒲原