今年はまだまだ梅雨が続く地方が多く、厳しい暑さに。
学生の皆さんは、もうすぐ始まる夏休みにワクワクしている時季でしょうか。
今回は、二十四節気のなかの11番目の季節
「小暑(しょうしょ)」についてお話ししていきます。
小暑とは
小暑とは、毎年7月7日~7月22日頃までの時季を指します。
「小さく暑い」と書くことから、本格的に暑くなる少し前を意味しています。
例年は梅雨が終わる頃なので、夏の訪れを感じる方も多いはず。
風習としては、暑中見舞いやお中元を贈る大切な季節です。
旬の食材
夏野菜が美味しいこの時季、汗だくで働いた後のビールは格別ですね。
小暑の時期には、枝豆・キュウリ 等、ビールのお供になる食材が旬を迎えます。
枝豆は塩ゆでするだけ、キュウリは塩もみするだけで簡単に美味しくいただけるのも魅力のひとつ!塩分補給で熱中症対策も万全に!
旬の花
旬の花では ハス や、夏至に引続き アサガオ が美しく咲く時季です。
どちらも朝に花を咲かせるため、見に出かけるときは早起きをして行きましょう。
夏の朝の散歩は気持ちが良いものです。
是非、今の時季その時間にしか見られない特別な花を見に行ってみましょう!
旬のコト
そして7月7日の 七夕 も小暑の頃。
天の川で織姫・彦星が会える中国の星伝説と、乞巧奠(きこうでん)と呼ばれる様々な習い事の上達を願う儀式が交わったものが、七夕の由来との諸説もあり。
日本では江戸時代、「笹の節供」として五節供の一つに定められ、笹竹に様々な習い事の上達を願い、七夕の歌にもある 五色の短冊 (青、赤、黄、白、黒)を吊るし、魔除けの行事としても親しまれています。
リビングに笹を飾り、節句を楽しみながら季節を感じるのもよいですね。
ところで、 「笹」と 「竹」の違いについて疑問に感じたことはないですか?
結論から言うと、厳密な違いはないそうです。
大まかな区別としては、大きくなって皮が剥がれるのが 「竹」。
大きくなっても皮が剥がれず残ったままなのが「笹」とされるそうです。
が、 皮がついたまま育つ 「ヤダケ」、 皮が剥がれる 「オカメザサ」など例外もあり、明確な違いはないと言うのが正解のようです。
本社では毎年恒例の七夕飾りを設置。
周辺にお住いの方にも短冊を書いていただき、地域ぐるみで盛り上がっています。
周辺にお住いの方にも短冊を書いていただき、地域ぐるみで盛り上がっています。
七十二候
- 温風至(あつかぜいたる) 暖い風が吹いて来る
- 蓮始開(はすはじめてひらく) 蓮の花が開き始める
- 鷹乃学習(たかすなわちわざをなす) 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
※七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を指します。
筆者:髙木 編集:油井・関戸・蒲原