だんだんと季節も秋らしくなって参りました。
今回は二十四節気では17番目の季節、秋分(しゅうぶん)についてお話ししていきます。
今回は二十四節気では17番目の季節、秋分(しゅうぶん)についてお話ししていきます。
秋分とは
秋分とは、9/23~10/7頃の時季をさします。
秋分の日は、太陽が真東から上がって真西に沈み、昼と夜がちょうど同じ長さになる日のこと。
秋分の日を境に、どんどんと秋らしさを感じられる気候へと変わり、秋が深まっていきます。
秋分の食べ物
この時季ならではの食べ物は、お彼岸の日に食べる「おはぎ」です。
お供えしたあとに食べる風習があるおはぎですが、小豆の赤い豆には、邪気を払う効果があるとされており、ご先祖様の供養になるともいわれています。
その他にも、きのこ類やイモ類、サンマやサバも美味しく味わ深い時季です。
秋分の花
秋分の花は「キンモクセイ」「彼岸花」。
この時季に散歩をしていると、甘いキンモクセイの香りが漂ってきます。
近年では、キンモクセイの香りの入浴剤やハンドクリームも発売されており、甘くよい香りで疲れた心を癒してくれます。
彼岸花(ヒガンバナ)はお彼岸の時季に咲くため、彼岸花と呼ばれるようになりました。
綺麗ですが実は毒があり危険な植物です。
食べると彼岸(死後の世界)に行くという怖い言い伝えも。
放射状の花の形が特徴的で、彼岸花のデザインでピアスやネックレス、ネイルなどにも用いられ、怖い言い伝えとは裏腹に華やかで美しい見た目をしてます。
七十二候
- 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ) 雷が鳴り響かなくなる
- 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ) 虫が土中に掘った穴をふさぐ
- 水始涸(みずはじめてかる) 田畑の水を干し始める
※七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を指します。
この頃、涼しくなってきてお出かけしやすくなって参りました。
朝夕は冷え込むので、お出かけの際には1枚羽織れる物を用意してお出かけしてください。
筆者:水口 編集:油井・関戸・蒲原