花とみどりのコラム

冬の花鉢

冬の花鉢

12月になり、2023年もあと1ヶ月を切りました。
今回は寒い季節を彩る冬の花鉢をご紹介します。

ポインセチア

まず冬と言えばクリスマス!
クリスマスといえばポインセチア!
真っ赤な姿が目をひくお花です。
ポインセチアはこの真っ赤な部分が花びらだと思われがちですが…
この真っ赤な部分は「苞(ほう)」と呼ばれる
葉っぱが変化したもの。
実は花はこの部分
この真ん中の小さな粒々がお花なんです。

ポインセチアのお手入れ方法

置き場所

クリスマスシーズンに出回る花なので寒さに強いと思いきや
実は寒さに弱いポインセチア。
原産地はメキシコなので
暖かい場所で鑑賞しましょう。
室内では日当たりのよい窓辺がベストポイント!
寒さに当たると変色したりしおれる原因になってしまいます。

水やり

土が乾いたら、水をあげましょう。
土を手で触って、湿っていなければ
鉢底から出るくらいたっぷりと水をあげます。

花が終わったら?

ポインセチアは多年草なので毎年花を咲かせます。
枯れた葉は摘み取りながら
春頃に新芽が出てくるのを待ちましょう。
その後、剪定や植え替え、花を咲かせるための短日処理を行うと
またキレイなポインセチアを楽しむことが出来ます。
短日処理は少し大変ですが
興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

シクラメン

2つ目は、「冬の花鉢の女王」と呼ばれるシクラメン。
その名にふさわしいフリフリの花びらが
お部屋を華やかにしてくれます。
このシクラメン、冬の花壇でも見かけることがありますが
どの品種でも室外で管理出来るわけではありません!
ガーデニングに使用されているシクラメンは
寒さに強いように品種改良された「ガーデンシクラメン」。
品種改良されていないものは寒さに弱いので注意が必要です。
花についているタグで確認しましょう。

シクラメンのお手入れ方法

置き場所

寒さに弱いので、室内の日当たりのよい場所に置きます。
寒暖差の激しい場所に置いてしまうと枯れる原因となるので
なるべく気温が一定になるようにします。
窓辺が寒くなる夕方以降は
寒さを感じない場所へ移動してあげるとよいでしょう。

水やり

葉がたくさん茂っているシクラメンは水をたくさん必要とします。
土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
4号以上の大きいサイズのシクラメンは
このように底面給水になっていることが少なくありません。
この場合は鉢底の受け皿部分に
常に水が溜まっているようにしましょう。
たまに土の上からも水をあげることで
株が元気に成長します。

花が終わったら

しおれた花や変色した葉は
このように茎ごと引き抜きましょう。
枯れた花をそのままにしておくと
新しい花が咲きにくいのでこまめに摘み取るようにします。
多年草で毎年花を咲かせるシクラメン
春以降は戸外の涼しい日陰で管理します。
暑い夏を無事に越せたら、また新芽が出てくるはずです。
今回は冬の花鉢を2種類ご紹介しました。
お歳暮やクリスマスにいただく機会もあるかもしれませんね。
大切にお手入れして
キレイな姿を長く楽しんでいただけますように。

「冬の花鉢」の内容はYouTube hanna CHANNEL
動画でもご覧いただけます。


筆者:中西 編集:蒲原

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