花とみどりのコラム

【店頭オススメ5選!】11月の花

【店頭オススメ5選!】11月の花
山の木々も色を変え、赤に黄色にと美しく華やかな11月。
花屋の店頭にも、自然の風景を切り取ったような実ものや枝ものが増えてきます。
インテリアとしても飾りやすく1本で様になる!そんな秋の枝ものをご紹介します。
  
  

野バラ

  
   
和名野茨(ノイバラ)
科名:バラ科
属名:バラ属
    
北海道から九州まで広く自生する野バラ。
5月〜6月にかけて白く小さな花を咲かせます。
園芸用に品種改良されたバラは実を付けませんが、原種に近い野バラは結実します。
 
花屋の店頭には夏の終わり頃から青々とした実のついたものが並びます。
秋が深まるにつれて徐々に赤く色付く様子がとても愛らしい!
ぜひ色の変化を楽しんでもらいたい1本です。
   
長い枝振りと自然な茎の流れを生かして、大きめの花瓶に生けるのがおすすめ。
店頭で選ぶ時には実にシワがなく、張りのあるものを選びましょう。
 
ドライフラワーにして長く楽しむことも出来ますが、触れると実が落ちやすいので注意が必要です。
生花として楽しむ時には、茎の先端を十字に割って水を吸う面積を増やしてあげましょう。
  
  
  

鈴バラ

  
和名:鈴薔薇(スズバラ)
科名:バラ科
属名:バラ属
  
まるで鈴のように垂れ下がった実がインパクトのある鈴バラ。
「ロサ・グラウカ」というバラの一種で、5月〜6月に淡い桃色の花を咲かせます。
花の咲いた状態で入荷することはなく、店頭に並ぶのは10月〜11月にかけて。
プリっと赤い実をたくさん付けて入荷します。
 
同じバラの実ですが、野バラに比べると実が大きく重いのが特徴。
野バラにはあまりないトゲがあるのもポイントです。
   
大きく長い枝振りを生かして、シンプルに鈴バラだけで生けるのがおすすめ。
実の重さで倒れないように、花瓶選びには注意が必要です。
重みがあり、重心の低い花瓶が良いでしょう。
生ける時には、茎の先端を十字に割って多めの水に入れてください。
  
ドライフラワーとして長く楽しむことも出来ます。
  
  
  

紅葉ヒペリカム


   
和名金糸梅(キンシバイ)
科名:オトギリソウ科
属名:オトギリソウ属
   
花屋でよく見かけるヒペリカムは赤やピンクの実の付いたものですが、紅葉ヒペリカムは枝と葉の美しさを楽しむもの。
味のある赤茶色のグラデーションがとてもお洒落な1本です。
   
紅葉ヒペリカムだけでサラッと生けても素敵ですが、オレンジや黄色系の花と合わせることでヒペリカムの紅葉が際立つ秋らしいアレンジに。
   
店頭で選ぶ時には、葉が乾燥していないものを選びましょう。
黒い実が付いていることもありますが、取り除いてしまって構いません。
生ける時には、茎の先端を十字に割るか木槌のようなもので叩いてほぐしてから生けましょう。
  
  
  

キイチゴ


   
和名木苺(キイチゴ)
科名:バラ科
属名:キイチゴ属
   
もみじのような葉が特徴のキイチゴ。
初夏頃から出回り始め、夏には鮮やかなグリーンの葉物として大活躍します。
秋になると葉が少しかたくなり紅葉したものが店頭に並びます。
グリーンから赤茶色へのグラデーションが美しく、花や実ものと合わせても自然に馴染みます。
   
店頭で選ぶ時には、葉の縁が変色していないものを選びましょう。
長さがあるので、好みの長さで切り分けて飾ることが出来ます。
  
    
  

紅葉雪柳

   
和名雪柳(ユキヤナギ)
科名:バラ科
属名:シモツケ属
   
枝の自然な動きが美しい雪柳。
ふわっと広がった枝は1本でボリュームもあり、秋の花屋を華やかにしてくれます。
   
10月〜11月にかけて紅葉も出回る雪柳ですが、冬から春にかけては小さな白い花を咲かせます。
夏には爽やかなグリーンの葉でとほぼ1年を通して大活躍の枝ものです。
 
店頭で選ぶ時には、葉の散らないものを選びましょう。
葉が小さく乾燥しやすい為、パラパラと散ることがあります。
自宅で飾る時には、ダイニングやキッチンなどは避けて飾る方が良いでしょう。
水に触れる面積を増やす為、茎の先端をしっかりと十字に割って生けてください。
 
 
 
筆者:中西  編集:油井・関戸

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