花とみどりのコラム

【店頭オススメ5選!】2月の花

【店頭オススメ5選!】2月の花

まだまだ寒さの厳しい2月。
花屋の店頭には色とりどりの春の花が並びます。
その中でも蕾から開花まで長く楽しむことのできる、春の枝物をご紹介!
ぜひ自宅で春の息吹を感じてみてください。
  
  
  

コデマリ

   
和名:小手毬(コデマリ)
科名:バラ科
属名:シモツケ属
  
 
小さな白い花がキュッ!と集まったコデマリ。
ポツポツとした小さな蕾から、2日程で可愛らしい花へと姿を変えます。
その様子は名前の通り、小さな手毬がなっているかのよう。
   
   
花の重みで枝垂れる様子から自然の流れを感じ、白とグリーンの爽やかな配色は、春のどんな花と合わせても自然とまとまり重宝します。
コデマリだけで飾る時は、是非その枝の流れを楽しめるよう、長めに生けてみてください。
  
  
店頭で選ぶ時には、蕾のたくさんついたものを選ぶようにしましょう。
生ける時には、茎の先端を半分に割ることで水をよく吸い上げます。
   
長めに飾る時は、花の重みで倒れないようしっかりと安定感のある花瓶を使用し、水を多めにして生けるようにしてください。
   
満開になった花は花弁がパラパラと散りやすいので飾る場所の注意が必要です。
    
  
  

レンギョウ

 
  
和名:連翹(レンギョウ)
科名:モクセイ科
属名:レンギョウ属
 
    
明るい黄色が目を惹くレンギョウ。
春の訪れを告げるようにパッ!と花開き、お店などのディスプレイにもぴったり!
   
黄金を連想させるその姿から、中国では幸せの縁起物として春節を祝う定番の花になっています。
   
また秋に実る果実には抗菌作用があり、漢方薬としても使用されています。
  
  
蕾の状態から満開になるまで、約10日間程長く楽しむことのできる枝物です。
店頭ではなるべく蕾が多く、樹形の気に入ったものを選びましょう。
  
自宅で生ける時には切り口を半分に割ります。
水を多めにして、しっかりとした安定感のある花瓶に生けましょう。
  
  
  

ミモザ

  
和名銀葉アカシア(ギンヨウアカシア)
科名:マメ科
属名:アカシア属
 
   
ここ数年、どんどん人気を増しているミモザ。
「ミモザ」という名前はフサアカシアやギンヨウアカシアなどの総称で、葉の大きいパールアカシアや、葉が三角形の三角葉アカシアなどもあります。
   
花屋の店頭には1月頃から入荷が始まり、3月8日の「ミモザの日」にはたくさんのミモザが並びます。
「ミモザの日」の由来は、イタリアで男性から女性に感謝を込めて贈ったことが始まりのようです。
  
  
ミモザの魅力はなんと言ってもふわふわの黄色い花!
見ているだけで幸せな気分になれること間違いなしです。
  
そんなミモザですが、切花の状態で蕾から開かせるのは少々難易度高め。
水の吸い上げや、湿度の問題から開く前にドライフラワーになってしまいます。
その為、店頭で選ぶ時には少し蕾が綻びかけたものを選ぶのがポイント!
  
  
蕾までしっかりと水が行き渡るよう自宅で生ける時には、茎の先端を十字に割って多めの水に生けましょう。
花のたくさんついた枝をどっさり生けると圧巻です。
  
  
  

 

  
和名:(モモ)
科名:バラ科
属名:モモ属
   
  
33日の桃の節句に向けて飾りたい桃の花。
まっすぐな枝に、濃いピンク色の花を咲かせます。
   
桃は邪気を祓う力があると言われており、厄除けや不老長寿の願いを込めて飾られるようになりました。
  
  
店頭で桃の花を選ぶ時に注意したいのが蕾の開き具合。
固く閉じた蕾は開かず、そのまま枯れてしまうことがあります。
なるべく濃いピンクの花弁が見えている少し綻びかけのものを選びましょう。
  
梅だけで飾るのも素敵ですが、菜の花やスイートピー、チューリップなど春の可愛らしい花と一緒に飾ることで華やかさが増し、桃の節句をより鮮やかに彩ってくれそうです。
   
生ける時には茎の断面を半分に割り、しっかりと水を吸わせます。
蕾や花は手で触れることでポロッと取れやすいので注意が必要!
優しく優しく生けましょう。
固く閉じた蕾は暖かい部屋に置いて霧吹きをすることで開花しやすくすることが出来ます。
  
  
   

  
和名:(サクラ)
科名:バラ科
属名:サクラ属
 
   
言わずと知れた春の花、桜。
街路樹としてもたくさん目にする機会がありますが、2月はまだまだ蕾の状態。
  
花屋にこの時期入荷する桜は、啓翁桜 (ケイオウザクラという切花用に栽培されている品種です。
スプレー状に枝分かれする幹は切花として飾りやすく、アレンジメントや花束に使用することも出来ます。
  
  
店頭で選ぶ時には蕾がたくさんついていて、枝振りの気に入ったものを選びましょう。
素敵な枝振りの桜を見つけたら、是非長さを残して飾ってみてください。
まるで自宅でお花見をしているような、ワクワクした空間を演出ができるはず。
  
その際は、重みで倒れてしまわないように安定感のある花瓶に生けるよう注意が必要。
幹の断面を十字に割り、水を多めに入れて生けるようにします。
開花するまでは暖かい部屋に置くことで、蕾までしっかりと開きやすくなります。
  
花が開いた後は、なるべく涼しい部屋に置くことで長く開花を楽しむことが出来るでしょう。
 
 
  
筆者:中西  編集:油井・関戸

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