花とみどりのコラム

【店頭オススメ8選!】7月の花

【店頭オススメ8選!】7月の花

梅雨明けも近づき、いよいよ本格的な暑さがやってくる7月。
人も花も慣れない暑さに弱りやすくなる季節ですね。
そんな7月を元気に乗り切る、暑さにも強い旬の花8選をお届けします!

       

クルクマ

    
和名:鬱金(ウコン)
科名:ショウガ科
属名:ウコン属
   

夏を中心に流通する、エキゾチックな姿が魅力のクルクマ。
カレーに使われるターメリック(ウコン)の仲間で、食用のものをウコン、観賞用のものをクルクマと分けているそうです。

      

個性的な花姿は唯一無二!
花弁のように見えるのは、葉が変形した苞(ほう)と呼ばれる部分。本当の花は苞に包まれてかくれんぼしています。
花色は透明感のあるホワイトやピンク、グリーンなど。
茎はすらっと伸びて、凛とした美しさがあります。

花持ちは良く、暑い季節に重宝する花の一つです。
枯れる時には苞にシワができ、色があせてきます。
店頭で選ぶ時には、しっかりと張りのある色の鮮やかなものを選びましょう。

自宅で生ける時には、茎の先端を斜めにカットして生けます。花瓶の水は毎日新しいものに変えて、その都度花瓶も綺麗に洗うようにしましょう。

クルクマの葉っぱも合わせてシンプルに生けるだけでも素敵にまとまりますが、モカラやアンスリュームと合わせるとトロピカルな雰囲気が夏にぴったりです!

    
   
    

ベニバナ

    

和名:紅花(ベニバナ)
科名:キク科
属名:ベニバナ属

    

古くから染料や漢方薬、食用油として使われており万葉集にも登場しているベニバナ。
源氏物語にも、別名の「末摘花(すえつむはな)」という名前で登場しているそうです。

小さなサボテンのようにも見える蕾から、小さな花火のようなオレンジ色の花を咲かせます。
花弁は最初明るいオレンジ色ですが、咲き進むにつれて色が濃く変化し枯れていきます。
枝分かれしてたくさんの花が付いているので、枯れてしまったものから摘み取りましょう。

店頭で選ぶ時には、花弁が明るいオレンジ色のものを選ぶようにします。
茎が固くて丈夫な為、自宅で飾る時には茎の先端を斜めにカットしてから半分に割りましょう。

ひまわりや明るいグリーンと合わせることで、夏にぴったりの元気なアレンジに!
風通しの良い場所に吊るしておくと、簡単にドライフラワーにすることも出来るのでオススメです。

     
   
    

ジニア

   

和名:百日草(ヒャクニチソウ)
科名:キク科
属名:ジニア属

    

春〜秋まで長く花を咲かせることから「百日草(ヒャクニチソウ)」と呼ばれるジニア。
長く出回る花ですが、最盛期は7月です。

ポップな可愛さを持ち、同じ品種でも11本の花色が微妙に違うなど個性があります。

最近ではお洒落なジニアが急増中!
アンティークカラーや変わり咲きのものなど、様々な表情を見せてくれます。

ジニア

    
   
    

ヒマワリ

    
和名向日葵(ヒマワリ)
科名:キク科
属名:ヒマワリ属
    
子どもから大人までこの花を知らない人はいない!
そう言っても過言ではないほど、メジャーな花ヒマワリ。
子どもの頃に育てた経験があるかたも多いのではないでしょうか。
   
そんなヒマワリですが、近年では八重咲きや赤系、ブラウン系などの花弁を持つものまで様々な品種が作られています。
中でもおすすめは八重咲きのもの!
 
有名な画家の名前が付いた「ゴッホのヒマワリ」や「モネのヒマワリ」これがヒマワリ?と疑いたくなる程ボリュームのある「東北八重」や「テディベア」などその姿にヒマワリの概念が覆るはず。
      
店頭で選ぶ時は、茎のしっかりとした花弁に張りのあるものを選びましょう。
自宅で飾る時は、余分な葉っぱを取り除き、茎を斜めに切って水を少なめにして飾りましょう!
毎日綺麗な水に変えることで、より長く楽しむことが出来ます◎
    
    
    

トルコキキョウ

     
和名トルコ桔梗(トルコキキョウ)
科名:リンドウ科
属名:ユーストマト属
     
英名の「リシアンサス」と呼ばれることもある、トルコキキョウ。
店頭では周年目にする花ですが、実は旬は夏!
一見繊細な花弁ながら、花持ちも良く夏に重宝する花のひとつです。
   
昔は一重咲きが主流でしたが、品種改良が進み、近年ではボリュームのある八重咲き品種が豊富。
そのボリューム感は花束やアレンジメントのメインになるほど!
あまりの綺麗な花弁の重なりに「これはバラですか?」と尋ねられることも。
  
1本に45輪花が咲くトルコキキョウは、切り分けて色々な場所に飾ることが出来るのも魅力的。
花弁や葉に張りがある新鮮なものを選び、自宅で飾る時には茎をハサミではなく手でポキっと折って生けてください。
葉が小さくあまり目立たないので、他のグリーンと一緒に生けるのがおすすめです!
    

エキナセア

   
和名紫馬廉菊(ムラサキバレンギク)
科名:キク科
属名:ムラサキバレンギク属
   
まるでハリネズミのようにトゲトゲの花芯が特徴的なエキナセア。
花弁が下向きに開く姿もアレンジの良いアクセントになります。
実はエキナセアのお茶があるのをご存知ですか?
    
花屋で販売している切花は観賞用ですが、もともとはハーブの一種で薬用として使われていたエキナセア。
エキナセアのハーブティーは、クセがなくすっきりとして飲みやすく、免疫力アップの効果があり、感染症の予防にもいいとか。
   
気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
   
   
   

モカラ

    
和名モカラ
科名:ラン科
属名:モカラ属
    
ピンクにオレンジ、黄色と発色の良い花弁が特徴のモカラ。
ラン科ということで、花持ちの良さは抜群!
何色かまとめて飾るとご自宅が一気に南国リゾート風に。
肉厚な花弁は水に浮かべて楽しむこともできて、暑い夏を涼やかに演出してくれます!
   
古い花弁は薄くなりシワが目立ってきたら取り除くことで、先端の蕾までしっかりと咲かせることができます。
店頭で選ぶ時には、花弁に厚みがあり、蕾が茶色く変色していないものを選びましょう。
   
   
   

アンスリウム

和名大紅団扇(オオベニウチワ)
科名:サトイモ科
属名:アンスリウム属
   
トロピカルな雰囲気を漂わせるアンスリウム。
鮮やかな赤色が目を惹きますね。
実はこの赤い部分は花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉っぱの一部。
真ん中に細く伸びるのが、肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる花なのです!
    
原産地が熱帯アメリカなので暑さにとても強く、毎日の水替えと切り戻しで2週間近く楽しめることも!
花が痛みやすい夏に嬉しい1本です。
    
赤色以外に、ピンクやグリーン、白色など様々な品種があるのも魅力的。
是非、部屋の雰囲気や表現したいイメージにあった色を探してみてください。

  

    
筆者:中西  編集:油井・関戸・蒲原

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