みなさんやり残したことはないですか?
私のやり残したことは「桜の植え替え」!!
今年の春にかわいいお花を咲かせてくれた一才桜。
夏には青々とした緑を楽しみ、秋に落葉してこんな姿になっています!
最近水はけが悪くなってきたので、今回は植え替えをしてみようと思います。
植え替え時期
桜の植え替えは、落葉した11月か花芽の動き出す前の2月~3月初旬がおすすめ。
2年~3年に1回のペースで植え替えを行ってください。
今回はお迎えして1年ですが、お水をあげた時の水はけが悪くなってきて根詰まりが考えられるので植え替えたいと思います。
また、植え替え後の木は繊細なので、天気予報をチェックして急激に寒くなる前日は避けましょう。
植え替えに必要な物
新しい鉢
植え替える為の新しい鉢は、今植えられている鉢より一回り大きめの鉢にしましょう。
桜は、水はけと通気性のよい土を好みます。
市販の盆栽用の培養土や、桜専用の土があると便利です。
今回は赤玉土とバーミキュライトの配合された培養土を使用します。
鉢底ネットと鉢底石
鉢底の穴から土が流れ出ないように鉢底ネットを、水はけと通気性をよくするために鉢底石を使用します。
園芸用のハサミ
伸びすぎた根を切るために使用します。
殺菌消毒をして清潔にしておきましょう。
植え替え
では早速植え替えていきます。
まず、新しい鉢の準備をしていきましょう。
穴が十分に隠れる大きさに切ったネットを鉢底に入れます。
お次に、鉢底が隠れるくらい鉢底石を入れます。
新しい鉢の3分の1程度まで土を入れていきます。
これで新しい鉢の準備はOK。
古い鉢の飾り石は取り除いておきましょう。
桜の根元をしっかりと支えながら鉢から桜を抜いていきます。
こんな感じで、鉢の中全体にびっしりと根が回っていました!
優しくほぐしながら、古い土を落としていきます。
この時、ぽろぽろと取れる根は処分しましょう。
黒くなっている根は腐っているので取り除きます。
白いのが元気な根です。
伸びすぎている根はこの時にカットします。
新しい鉢に収まる長さにしましょう。
古い土を落とし、根っこをきれいにしたら新しい鉢の出番です。
桜の根元が鉢の縁から2cmくらい下になるように土の量を調整します。
高さが決まったら、根のまわりに土を入れていきます。
少しずつ入れて、途中で割り箸などで土を突きます。
こうすることで根っこの間までまんべんなく土を入れることが出来ます。
土を入れ終わったら、桜がきちんと固定されているかチェックします。
ここでぐらぐらするようなら、もう一度割り箸で突きながら土を追加していきます。
植え替え終わったら、仕上げに水をあげましょう。
鉢底から流れる水が透明になるまでしっかりと。
こんな感じで植え替えが終わりました!
土を隠す飾り石や苔があるともっと素敵ですね。
植え替え後は、冷たい風の当たらない軒下などで管理しましょう。
肥料は植え替え後1ヶ月は与えないでくださいね。
さて再びかわいいお花を咲かせてくれるでしょうか?
引き続き見守っていきたいと思います。
桜盆栽植え替えの内容はYouTube hanna CHANNELで
動画でもご覧いただけます。
筆者:中西 編集:鈴木・蒲原