知ってると長持ち!
ご自宅で簡単*お花の水揚げ方法
週に3回、全国の産地から届く生花。
とっても新鮮な生花をより綺麗な状態で、少しでも長く楽しんでいただく為に、花屋がおこなっている入荷後の「水揚げ処理」を紹介します。
実はご自宅で飾っている生花にも使える簡単な方法ばかり!
ぜひ、正しい処理の仕方で生花を長く楽しんでください。
まず一番スタンダードな「水切り」の方法をお伝えします。
バケツや桶に入れた水と綺麗な花切りハサミを用意します。
ハサミは茎を潰さず切れるよう、切れ味のよいものを用意してください。
水切りの方法は、茎の下から1〜2cmのところを水中で斜めにスパッと切ります。
これだけです。
なぜ斜めに切るかというと…茎の断面積が大きくなり、より多くの水を吸い上げることができるようになるからです。
特にコツなどいらず簡単な処理です。
ただ一点!
切れ味のよいハサミで手を傷つけないように気をつけてください。
「水切り」にむいているお花
ガーベラ、チューリップ、バラなど
花の性質によっては「水切り」だけでなく更にひと手間かけることで、より長く綺麗な状態を楽しむことが出来るものもあります。
菊・トルコキキョウ・リンドウなど
ハサミを使わず、手でパキッと折ることで茎の断面積が増え、水あがりが良くなります。
ヒペリカム・ストックなど
茎が硬めの枝物などは木槌などを使い、切り落とした茎の先端を叩いてほぐします。ほぐした後は、水が汚れないよう、先端を水で洗ってから生けるようにします。
紫陽花など
茎を長めの斜めに割いて、中の白いワタを取り除きます。
桜・アセビなど太い枝物
茎を切ることの出来ないほど太い枝物は、先端に十字に切れ込みを入れて割ります。
それぞれの性質に合った「水揚げ処理」で、より長く綺麗な生花を楽しんでいきましょう。
筆者:中西 編集:油井/関戸