花屋が教える＊お祝い花の贈り方
開店や開業、就任や誕生日など人生の節目を祝う花。
晴れやかな場面に素敵な花で華を添えましょう。
安心して花が贈れるように、お祝いの種類別にポイントを紹介します。
開店、開業のお祝い
店舗オープンや会社設立のお祝いに贈る花。
華やかに！ボリュームよく！というオーダーが多いです。
花瓶の必要な花束ではなく、届いてすぐに飾れるアレンジメントやスタンド花が人気。
個人で贈る場合と法人で贈る場合とで差はありますが、相場は5,000円〜50,000円程。
法人でのお祝いには大輪胡蝶蘭がよく利用されます。
お客様から｢プレオープンに招待されたけど、お花はいつ贈ればいいかしら？｣と相談されることがあります。プレオープンに招待された場合は、プレオープンに合わせて花を贈りましょう。その際に注意が必要なのが、贈る花の種類です。
プレオープンに贈った花が、グランドオープンの日には枯れてしまっている…ということのないように
プレオープンからグランドオープンまでの日が、
・2～3日程度の場合：アレンジメントやスタンド花など切り花でもＯＫ
・それ以上空くようなら：胡蝶蘭や観葉植物など持ちの良い鉢物を検討しましょう。
プレオープンに贈った花が、グランドオープンの日には枯れてしまっている…ということのないように
プレオープンからグランドオープンまでの日が、
・2～3日程度の場合：アレンジメントやスタンド花など切り花でもＯＫ
・それ以上空くようなら：胡蝶蘭や観葉植物など持ちの良い鉢物を検討しましょう。
花を届けるタイミングとして、店舗へ贈る場合はオープンに合わせて前日か当日のオープンまでに届くように手配しましょう。 オープン直後は慌ただしく、受け取りに人手を割けない場合もあります。会社の場合も同様です。
もしオープンに花の手配が間に合わなかった場合でも、気持ちのこもったメッセージを添えて早めに贈りましょう。
就任、昇進のお祝い
会長や社長就任、役職が変わり昇進された時など、仕事関係の方に贈る機会が多いお祝い。
こちらも個人で贈る場合と法人で贈る場合とでは差がありますが、相場は5,000円〜50,000円程。
会長や社長の就任祝いには大輪胡蝶蘭の利用がとても多いのが特徴。
昇進のお祝いでは胡蝶蘭は仰々しくなりすぎてしまう為、花束を選ばれる方が多いです。
明るく華やかな花を選びましょう！
就任や昇進の知らせを受けたら、なるべく早くアレンジメントや胡蝶蘭の手配をしましょう。
お届けは正式な辞令が出てから遅くとも1週間以内がいいでしょう。
お誕生日
誕生日の中でも特に長寿のお祝いは盛大に！
たくさんの贈り物の中に花をプラス！
相場は5,000円～20,000円程。
基本的に贈る方の好きな色や雰囲気にあわせた花を贈ると喜ばれますが、長寿祝いはお祝いに応じてイメージカラーがあります。
還暦（かんれき） 61歳（満60歳）…赤
古希（こき） 70歳…紫
喜寿（きじゅ） 77歳…紫
傘寿（さんじゅ） 80歳…金・黄色
米寿（べいじゅ） 88歳…金・黄色
卒寿（そつじゅ） 90歳…紫・白
白寿（はくじゅ） 99歳…白
百寿（ももじゅ） 100歳…白・桃色
イメージカラーはありませんが、100歳以上の長寿祝いもご紹介！
茶寿（ちゃじゅ）108歳
皇寿（こうじゅ）111歳
大還暦（だいかんれき）120歳
また、花の色や品種にこだわりがある場合、当日の注文では花屋に用意がない場合もあります。
大切なお祝いの花は、ぜひ事前にご予約を！
入荷が難しい花でない限り10日〜1週間前のご予約でご用意が可能です。
直接お持ちするのではなく配送でお届けしたい場合は、誕生日当日の午前中もしくは前日のお届けがオススメ。
花と一緒に素敵な1日を過ごしてもらいましょう！
引越し祝い
新生活を祝う花！
生花の他、観葉植物やプリザーブドフラワーを贈られる方もいます。
相場は5,000円〜10,000円程。
生花の場合、花瓶を探さなくてもすぐに飾ることの出来るアレンジメントがオススメ。
火を連想させる赤色の花は避けて作ります。
大きめの観葉植物を贈られる場合、
・どういった場所に置くのか？
・部屋の雰囲気にあう植物か？
など事前に相手の好みや置き場所を確認しておくと失敗なく贈ることができます。
新居に招待されたタイミングで花を手に訪問すると、きっと喜ばれることでしょう。
直接お持ちするのではなく配送でお届けしたい場合は、引っ越し当日は避けて翌日以降に相手の在宅を確認してお届けすると、花も良い状態で贈ることができます。
結婚祝い
おふたりの新しい門出を祝う花。
とってもハッピーな気持ちを込めて贈りたいもの！
華やかで可愛らしいブーケやアレンジメントを注文される方が多く、相場は5,000円〜15,000円程。
花の色は、優しいピンクやおふたりの未来を明るく照らす黄色やオレンジが人気。
アレンジメントを贈る場合、割れる素材の陶器は避けるようにしましょう。
ガーベラ（希望）やブルースター（幸福な愛）のように、花言葉に注目して花選びをしてみるのも気持ちがこもっていて素敵です。
配送でお届けしたい場合は、結婚の報告を受けてから早めに花を手配しましょう。
結婚式や引っ越しの予定も含めて相手の都合の良い日時を聞いておくと確実に受け取っていただけます。
お祝いの言葉を記したメッセージカードを添えることも可能。
せっかくのお祝いの場。
水を差すことのないよう、ポイントを押さえて素敵な花贈りをしましょう！
筆者：中西 編集：油井/関戸
