花屋で働き始めて10年以上、またこの季節がやってきました。
それまで母の日はそれ程頭になく、幼い頃にお母さんの好きな百合の花をプレゼントした記憶があるようなないような…。
しかし、花屋で働き始めてからは定番のカーネーションやアジサイから自分で束ねた花束まで、ありとあらゆる花を贈り続けてきた私が今年贈りたい母の日の花。
少しでも皆さまの贈り物選びの参考になればと思います。
◼️絞りが美しい！アジサイ「舞姫」
アジサイは贈ったことあるんでしょ？と思った方。
違うんです！このアジサイは他のアジサイとは一味も二味も違う、魅力が詰まった一鉢なんです。
まずこの「絞り」の美しさ。
ランダムに入る濃い色は、一つ一つ違った表情を見せてくれるので見ていて全く飽きません。
あとは希少性。
なんと昨年は関東だけで売り切れてしまったこの「舞姫」。
なかなか手に入らない特別感って贈り物を選ぶ上で重要ですよね。
せっかくならより価値のあるものを贈りたいです。
アジサイは、お庭や鉢植えにして毎年花を楽しむことが出来るのも魅力の一つです。
前に贈ったアジサイは、この季節になると母から「葉っぱが出てきたよ〜」「蕾がついてるよ〜」と報告が入ります。
大切にお世話してくれてるんだなと嬉しくなりますね。
◼️幸せのオリーブの木
シンボルツリーとして人気のオリーブ。
母の日ギフトは生花や花鉢など華やかなイメージがありますが、今年は趣向を変えてグリーンを贈ってみるのもいいのではないでしょうか？
その魅力は常緑のグリーンということ。
開花時期が決まっている花鉢と違い、一年中その瑞々しいグリーンを楽しむことが出来ます。
「お花ってイメージじゃないんだよなぁ」なんてお母さんにも、スタイリッシュなグリーンならお似合い。
田舎で土地の有り余っている実家では、地植えにしてもらいたいなぁ…と妄想してみたり。
また別の機会に違う品種のオリーブを贈って、実を付けてみるのも面白そうだなと考えてみたり。
帰省の度にその成長を確認するのも楽しみになりそうです。
◼️お母さんにも体験して欲しい！生花ブーケ「カオリ」花器セット
おそらく花屋でないと経験できない、お花の詰まった箱を開ける贅沢な瞬間をお母さんにも…という想いで作られた商品。
そうなんです！入荷してきた箱を開ける時のあの香り…。
間違いなく、この仕事をしていて良かったと思う瞬間の一つです。
生花は1週間ほどで枯れてしまいますが、その香りと共に素敵な思い出としてお母さんの記憶に残り続けてくれるでしょう。
そんな香りのプレゼント、素敵だなぁ。
「花器セット」というのも嬉しいポイント。
これから先、お誕生日や何かのお祝い、来年、再来年の母の日など花を贈るタイミングは何度も訪れます。
その時、「お母さんは花瓶を持ってるな」というだけで贈る花の選択肢が広がります。
私の母はいくつも花瓶を持っていますが、花瓶って何個あってもいいんです！
お気に入りの服に合わせる靴を選ぶように…花に合わせて花瓶を選ぶ時間も楽しいのです。
ちなみに、母でもあるわたしがもらいたいのは「アジサイ」か「ミニバラ」。
母の日らしい華やかさもあり、毎年花を楽しむことが出来るから。
お世話の度に「これは母の日にもらったはお花…♪」と思い出すことが出来るのが嬉しいです。
ま、可愛い子ども達が考えて贈ってくれたものは何でも嬉しいんですけどね。
筆者：中西 編集：油井／関戸
