花とみどりのコラム

要らなくなった繊維で 未来の地球を豊かにする (後編)

要らなくなった繊維で 未来の地球を豊かにする (後編)

【インタビュー】スタイレム瀧定大阪株式会社 坂本 和也さん

スタイレム坂本さん写真

野菜でも、花でも、苗木でも、好きなものを植えて成長を楽しむことができる土です。
「TUTTI」は「緑を増やす、未来へつなぐ」をテーマにしたスタイレム瀧定大阪株式会社が進める「 PLUS∞GREEN PROJECT(プラスグリーンプロジェクト)」の一環。

世界でも大きな課題となっている衣類やポリエステル繊維の廃棄。
繊維商社のスタイレムでは捨てるという概念を捨て、循環させ、緑を増やしていくという活動にチャレンジしています。

プロジェクトの中心人物、坂本さんのインタビュー後編をお届けします。

 

色々な方と共創されてますが、どのようにしてプロジェクトをまとめられているんですか?

みんながいる時に大切な話をするようにしています。周りも「やった方がいいよね」って、同じ方向を目指せるチームになればと思ってます。 自分1人の想いだけじゃできない。だから、みんなが自然と力を合わせられるような関係になりたい。


協力しながら創り上げていくことについては、お互いに上下なく、フラットな関係がいいですよね。そこは大事にして進めたいですし、お願いするにしても対等な関係性がないと続けられないと思ってます。

あとは「感謝の気持ちを忘れない」というのを凄く大切にしています。

 

プロジェクトから得たものって、どんなことでしょうか?

この10数年間、繊維業界しか知らなかったので、他業界の方と関わることが出来たのが何よりも貴重な経験になっています。
新しい業界に触れると、当たり前と思っていたことが通じない、時間の捉え方さえも違ってくる。非常に学びになります。新しい発見が多くて、世界観が広がっていく楽しさを実感しています。

ワクワク感や楽しいという気持ちだけではなく、やっぱり事業として成立させて次の世代に繋げていきたいですよね。だから、きちんと結果を残して、「今までにはない新しいことにチャレンジして成功するんだよ」っていう事例を作りたい。
それが、会社への貢献にもなり、特に若手社員の可能性を広げることにもつながっていくんだと思うんです。

スタイレム坂本さんインタビュー02

 

プロジェクトに関わっていく中でサスティナブルやSDGsについては、どのように考えてますか?

ヨーロッパでは当たり前のことで、口にしなくても生活の土台としてありますよね。まだ日本ではそこまで浸透していないと感じています。

本物っていうものはワザワザ言わない方が、伝わるものかなって考えてるんです。 急いで伝えなくても、ゆっくり伝わっていった方が、 持続可能に繋がるんじゃないかなって。
人々がサステナビリティに親しみを感じるライフスタイルの実現は簡単なことではないですが、焦らず取り組んでいくつもりです。

TUTTIと観葉植物02

 

プロジェクトの今後をお聞かせいただけますか?

大きくは3つの展開を考えています。

1つ目がアップサイクル事業。
不要品を回収させていただいて、再資源化していく。 例えば100キロ回収させていただいたら、それに同等する「TUTTI」に関連したものを購入してもらう、というような仕組みです。そのことによって循環を生み出していく、というものです。

2つ目がグリーン事業です。
御社のような園芸会社さんとの取り組みによって、新しいレンタルグリーンの仕組みを考えたり、植栽の提案や販売をしていくといったものです。

3つ目が農業ですね。
PLUS∞GREEN PROJECTの一環としてSTYLEM AGRI LABO(スタイレムアグリラボ)が2021年7月から淡路島パルシェが運営する“パルシェ 香りの館”内にスタートしました。ラボで栽培したハーブをメインにした商品開発をしています。たとえばエッセンシャルオイルなどがあります。このアグリラボをどう運営していくか、というのが3つめです。

それ以外では、今後の目標として専門の企業様と協働して「TUTTI」を一部活用した建築緑化、空間装飾をできればいいなと考えています。

 

事業とはまた違った視点で、坂本さんから伝えたい想いみたいなものがあれば、お願いします!

カジュアルな話をすると、シンプルに「TUTTI」で栽培の楽しさや面白さを知ってもらって、「意外と簡単にできるんだ!」みたいなものを感じてもらえたら嬉しいですね。植物を育てることがきっかけで、もっと家族の時間が増えたりとか。

自分自身の体験がそうなんです。いざ農業や園芸に携わったら、どんどん興味も沸いてきて。今、家の中では植物が4鉢くらいに増えました。

そうしたら子供も興味を持ち始めて。「TUTTI」を見て子供が「これってなんなん?」て、聞いてくるんですよね。
それで「服(繊維)からリサイクルされた土なんだよ」って話をすると、とっても興味を持ってくれて。自分で「トマトを育ててみたい!」とか言うようになりました。

僕は田舎で育ったので、自然に囲まれた環境は当たり前だったんですよ。
大阪に出てきて感じるのは、地元の空気の美味しさだったり、自然の恵みというものだったり。誰にとっても「緑」が身近にある生活っていいものだと思うんですよね。
そういう想いを子供たちにも伝えていきたいんです。

スタイレムアグリラボ写真

 

お話を聞いていると、もの凄くエネルギーを感じるんですが、その源って何でしょうか?
最後の質問として、お聞かせいただけますか。

高校の時に初めて部活でキャプテンをさせてもらいました。色々苦しいこともありましたが、チームをまとめて行動して、結果が出た時に「ありがとう」っていう言葉をもらえたときは嬉しかった。それが自分の中では一番ですかね。

同級生から反発もあったけど、「やっぱり、お前がキャプテンで良かった」とか言ってもらえると、そういうのがまた次の行動をする時の活力になるんだと。行動の源はって言うと、その高校時代の経験が1番大きいですね。
ありがとうって言ってもらえる分、自分もありがとうって絶対言ってると思います。

あとは反骨心、コンプレックスですかね。学生時代にもっとこんなこと成し遂げたかった…とか。田舎育ちで自営業の人たちが多くて。父親も経営者ですが、「自分やったらこうしたいな」とか考えていたり。


あとは満足したことは一度もないですね。満足するイコール、多分もう終わりになっちゃう。だから常に、ある意味苦しんではいますよね(笑)


※「TUTTI」はスタイレム瀧定大阪株式会社が展開するポリエステル繊維リサイクル
培地の登録商標です。

 

前編はこちらから

 

スタイレム坂本さん紹介

坂本 和也さん
アパレル業界にいながら食糧問題にまで目を向ける若きブランドオーナー。
プロジェクトリーダーとしてチームを牽引し、コンセプトデザインも手掛ける。

 

スタイレム瀧定大阪株式会社
https://www.stylem.co.jp/
150年を超える歴史を持つ繊維専門商社。テキスタイル、原料、アパレル製品、ライフスタイルの4つの分野で事業を展開。

テキスタイル事業において環境や社会に配慮したテキスタイルとマテリアルを「ECOARCH®(エコアーチ)」と総称し、環境配慮、オーガニック、森林保護、リサイクル、動物愛護の5つのカテゴリーに分類し、展開しています。

 

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インタビュアー:溝手  筆者・編集:鈴木  

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