夏の日差しが強く暑い日々が続き、時々蝉の鳴く声も聞こえています。
今回は、二十四節気では12番目の節気にあたる
「大暑 (たいしょ) 」についてお話ししていきます。
大暑とは
大暑とは、7月22日から8月7日頃の時季を指します。
1年で最も暑く、海やプール、お祭りや花火大会など夏を満喫できる季節。
急な夕立も降りやすい頃なので、お出かけの際には傘を持っていくと安心ですね。
旬の食材
大暑の時季には、身体の熱を冷ましたり、熱中症予防となる最適な食材が旬を迎えます。
「スイカ」は体内の無駄な水分を排出し、むくみやだるさを解消する効果があり、「レタス」には血行を改善する効果があります。
暑さに弱い方、外での仕事が多く熱中症が心配される方は積極的に取り入れていきましょう。一年中食べられる 「ピーマン」も6~8月頃が旬の時季。
辛味の少ないとうがらしの一種とされています。青ピーマンも赤ピーマンも実は同じ品種。 未熟な緑色の実を収穫したか、 完熟させたかの違いだそうです。β‐カロテンを含む脂溶性ビタミンなので、油の吸収率がアップします!
辛味の少ないとうがらしの一種とされています。青ピーマンも赤ピーマンも実は同じ品種。 未熟な緑色の実を収穫したか、 完熟させたかの違いだそうです。β‐カロテンを含む脂溶性ビタミンなので、油の吸収率がアップします!
旬の花
季節の花は「サルスベリ」「ギボウシ」が美しく咲く時季です。
真夏の暑い日差しの中で咲く花ですが、涼しげな花を咲かせます。
公園にもよく植えられているので、通勤やお散歩途中にみつけてみてください。
旬のコト
大暑には、親戚や友人の体調を気遣い、暑中見舞いを送る風習があります。
今年も厳しい夏になるといわれています。
今まで贈る習慣がなかった方も、今年は涼しげなイラストと共に送られてみてはいかがでしょうか。
七十二候
- 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)キリの実がなりはじめる
- 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)土が湿り蒸し暑くなる
- 大雨時行(たいうときどきにふる)時として大雨が降る
※七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を指します。
筆者:髙木 編集:油井・関戸・蒲原