花とみどりのコラム

観葉植物のプロフェッショナルが選ぶ、オススメ観葉植物3選!

観葉植物のプロフェッショナルが選ぶ、オススメ観葉植物3選!
      
「観葉植物を選びは、素敵なルームパートナー選び。自分なりの飾り方や楽しみ方を見つけよう!」
      
そう笑顔で語ってくれたのは、hanna を運営する竹中庭園緑化の観葉植物のプロフェッショナル 井上さん。
       
こんにちは!
ハンナのコンシェルジュ溝手です。
    
このサイトは、花とみどりがもたらす「心に染み入る栄養」と「暮らしのささやかな変化」をプロフェッショナルの経験やセンスを元に、楽しく、手引きのように丁寧にご提案。
少しでも、花とみどりを身近に感じるきっかけとなるよう目指しています
 
    
今回のコラムは観葉植物を家で育ててみたいけど
「何を選んでいいかわからない」
「どこに何を飾ったら良いのかわからない」
そんなお悩み解決のために必見です!
   
観葉植物をもっと楽しむために。
竹中庭園緑化で観葉植物のリース(レンタル)を担当している 井上さんをインタビューしました。
    
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竹中庭園緑化とは…
当サイト(花とみどりのオンラインショップhanna)の運営会社。
花とみどりのプロフェッショナルとして観葉植物リース(レンタル)、造園・植栽管理、花とみどりを用いた空間装飾を手掛けている創業130年の老舗企業です。
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植物の特性を熟知した 井上さんの目線から、初めて観葉植物を育てる方に向けて、オススメの観葉植物とその楽しみ方を教えていただきました
これからご自宅で「観葉植物を育てたい!」という方は要チェックです!
最後には「玄関に飾るオススメ観葉植物」も教えていただきます。
   
   
観葉植物のプロフェッショナル
井上さん/入社8年目
    
   
フラワーショップの店長も経験あり。
現在は大阪市内の商業施設、オフィスビルの観葉植物のリース(レンタル)を担当。
   
「オフィスや商業施設に憩いの風を吹き込みます!」
をモットーに、適材適所の観葉植物を選別。
交換時には自社の温室で働き疲れた植木を休ませ「おつかれさま!」と植物への労いを忘れません。
   
「植物は私のビジネスパートナー」
と、植物との向き合い方がとても魅力的な方です。​
  
   
  
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目次
 
井上さんが観葉植物の選び方で大切にしていること
 
●井上さんが選ぶ「玄関に飾るオススメ観葉植物3種」
 
 1)ザミオ
 2)サンスベリア​
 3)キセログラフィカ​
 
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井上さんが観葉植物の選び方で大切にしていること

溝:誰でも自宅で気軽に楽しめる観葉植物などあるのでしょうか?
     
井:観葉植物はコツさえつかめば誰でも簡単に育てることができます。
選び方もそこまで難しくはありません。
枯らしたらどうしよう とか、毎日 水の面倒をみれるだろうか?など皆さんきっと難しく考えすぎているとおもいます。
   
溝:たしかに枯らしちゃうとかわいそうですよね…。
    
井:観葉植物を自宅で楽しみたい理由は大きくわけて3つの種類に分けられます。
    
1.部屋のこの場所に観葉植物を飾りたい
2.この観葉植物が気に入ったので、部屋のどこかに飾りたい
3.知識も種類もわからないけど、とにかく観葉植物が欲しい
    
溝:私は1番!玄関に観葉植物があればと思っています。
あとグリーンショップをのぞいた時に2番に当てはまることもあります。
でも、実際どんな植物を置いたらいいかわからなくて…枯らすのも嫌ですし。
  
井:部屋によって日当たりや、温度、風通しがバラバラだとおもいます。
まず観葉植物でいちばん気になるのは日当たりと温度。
観葉植物は冬場の寒さが苦手なので、日当たりはもちろん良い方がいいです。
1番の植物を飾ろうとしてる場所がどれくらいの日当たりと温度があるのかを調べてから店頭に足を運びましょう。
  
溝:飾りたいの場所の写真を撮ってショップにいくのはいかがでしょうか。
  
井:そうですね!店員のかたに相談する際に、日中の日の入っている写真を見せるととても参考になり、アドバイスしやすくなるとおもいます。
その場所の広さや家具の配色などもわかれば鉢も選びやすくなるとおもいます。
  
溝:言葉で説明しても、人それぞれの感覚が違いますもんね。
  
井:2番のようにショップでお気に入りの観葉植物に出会ったなら、それはもう購入しましょう!
  
溝:自宅の飾る場所に適してなくても大丈夫ですか?
  
井:それはもうひと目惚れで、立派なひとつの出会いです。
我慢せずに家に持って帰ってあげましょう。
店員のかたに育て方と最適な飾り場所を聞いて、それでも適さなかったら諦めるか頑張って育ててみましょう。
  
溝:頑張ってなんとかなるものなんですか?
  
井:観葉植物は置かれた環境に慣れようとするので、上手に管理すれば適していない場所でも馴染んで成長してくれます。
少し知識と技術は必要ですが慣れればとても強く育ちます。
  
溝:そういえば!実家に何十年と植え替えていない植木がピンピンと元気な姿であったような気がします。
 
井:可愛い観葉植物を大事に育てたいという気持ちはわかりますが、ときには厳しい環境に置いて植物自体を強くするという考えもあります。
  
溝:甘やかせすぎるのもいけないんですね。
  
井:そして3番のようにとにかくグリーンライフを楽しみたい方は、もうすぐにでもショップに足を運んで、素敵な観葉植物を購入してみてください。
  
溝:なんだか雑になってませんか?
  
井:ネットや雑誌などで育て方や適した環境を知識として入れてしまうと、ついつい購入する際に手が伸びなくなってしまいます。
人生で育てられる植物の数はわずかです。どんどんトライしてたくさんの観葉植物と出会って生活することをオススメします。
ショップには詳しい店員の方々居るので、育てたい想いを伝えて相談してみましょう!
必ずあなたに寄り添って、観葉植物を一緒に選んでくださいます。
  
溝:なるほど。プロに直接相談できるのがショップのいいところですもんね!
  
井:観葉植物を選びは、素敵なルームパートナー選び。自分なりの飾り方や楽しみ方を見つけてください。
気持ちが昂ったところで実際に観葉植物を選びにショップへ足を運びましょう!
  
溝:たしかに実際、観葉植物を手に取ってみたくなってきました。
私は、まずは玄関が寂しいから玄関に飾ってみたいです!
  
溝井:レッツ!エンジョイ!グリーンライフ!!
    
    
     

井上さんが選ぶ「玄関に飾るオススメ観葉植物3種」



1)​ザミオ
   
流通名:ザミオクルカス
科名:サトイモ科ザミオクルカス属
学名:zamioculcas zamiifolia
原産地:アメリカ熱帯雨林地域
耐寒性:5〜10度
 
    
肉厚で光沢のあるモダンなみどり色の葉が特徴的なザミオ。
玄関のような少し光量の少ない環境でも元気に育ってくれます。
力強い茎から葉が立ち上がる姿はとてもエネルギッシュで力強さを感じます。
玄関に置けば毎朝力をもらって玄関から飛びだせそうですね!
   
肉厚な葉と茎にはしっかりと水分を蓄えており、水やりも土がしっかりと乾いてからの水やりになるので管理も簡単です。
葉を拭けば空気中の水分も吸いやすくなり、光沢のある葉がいっそうピカピカに輝きます。
 
 
 

2)​サンスベリア
   
流通名:サンスベリア
科名:リュウゼツラン科ドラセナ属
学名:Dracaena trifasciata
原産地:熱帯、亜熱帯地域・アフリカの乾燥地
耐寒性:10度~15度
 
 
過去に空気清浄効果 ( マイナスイオン発生 ) のある観葉植物と言われ、多くの家庭に出回ったサンスベリア。
   
水やりは乾燥気味に。
置き場所も光量が少なくても簡​単に育てられることから、初心者にも大変オススメな観葉植物です。
 
一般に目にすることの多いのが、サンスベリアローレンチ(トラノオ)の品種ですが、サンスベリアには70種類を超える種類があります。
リビングに床置きできる 高さ1m 程度のものから、テーブルに置ける小さいサイズの品種まで多種多様です。
 
     
●定番のサンスベリア「ローレンチ」
別名トラノオとも呼ばれています。
その名の通り虎柄のしっぽのような形に由来。
様々な場所で目にすることが多い品種です。
 
  
●サンスベリア「スタッキー」
ローレンチに次いで多く出回っており、グリーンショップでも目にすることができます。
まるでペン立てにペンが刺さっているかのような容姿のスタッキー。
地中で株を増やすので、小さな子株が土からどんどん生えてくる様はとても愛らしいです。
 
 
●サンスベリア「ミカド」
スタッキーよりもさらに細く、濃い緑が特徴のサンスベリア。
こちらも焼き鳥の食べ終えた串を串入れに刺していったような容姿です。
しかし光量が少ないと少し広がって成長します。
その姿はまるでハリネズミによう。
たまに光に当てれば大きな問題はありません。
 
 
他にも数えきれないくらいの魅力のあるサンスベリアの品種があります。
ショップを訪れた際は、是非いろんなサンスベリアを探してみてください。
  
   
そしてすべてのサンスベリアに共通して言えるのは簡単で育てやすい ということ。
水やりを控え、葉の埃を拭き取れば必ず元気に育ってくれる観葉植物、それがサンスベリアです。
光量の少ない玄関でも、まず観葉植物を育てたい方へおススメの種類です。​
 
 
 
   
3)キセログラフィカ
 
流通名:チランジアキセログラフィカ
科名:パイナップル科チランジア属
学名: Tillandsia xerographica
原産地:メキシコ、亜熱帯乾燥地帯
耐寒性:10度
 
玄関におすすめの観葉植物と聞かれて少し変化球ではありますが、キセログラフィカをおすすめします。
 
観葉植物といえば、土から幹や葉が生えていて土に水をあげてすくすくと育ってくれるイメージですが、キセログラフィカには土も根もありません。
コロン、と玉のようなシルバーの硬質な葉だけで生きているのです。
元々樹木に着生して生きている植物なのでしっかり管理すれば根も伸びてきます。
   
しっかりと管理といっても空気中の水分を吸って生きているので、霧吹き程度の水やりとたまに腰水でしっかりと全体を濡らしてあげてください。
あまり形の成長がみられませんが、時に紫色の花をつける事があります。
 
    
あまり形の変わらないものをどうやって飾ればいいの?という声が聞こえてきそうです。
形が変わらないということは一緒に飾る雑貨でどんな形にも変化してくれるということ。
 
特に相性の良いものは流木!
元々木に着生していたキセログラフィカと流木の相性は言わずもがな。
流木に絡めても、流木をバックに添えてみても違う顔を見せてくれます。
その他にもコルクのコースターに置いてみたり、ガラスの器の中に入れてみたりと楽しみ方は無限大です。
   
ぜひショップで見かけた際には手に取って、キセログラフィカの相棒探しにふけってみてはいかがでしょうか。
   
   
   
    
取材・筆者 ・イラスト:溝手  編集:油井・関戸

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