枯らした植物、数知れず。
でも振り返りません。振り返ったら正気を保つことが出来ないから…
趣味の園芸歴14年目、鈴木です。
実際に育てたことのある植物だけを紹介するコーナーとなっております。
今回はマイナーなシダの代表格「ピロシア ロンギフォリ」をご紹介。
ピロシア ロンギフォリアってどんな植物?
東南アジアからオーストラリアに掛けて分布する着生シダの一種です。
古典園芸でお馴染みの「ヒトツバ」の仲間になります。
自然界では木に着生するほか、岩生もしています。
伝統医学では広く用いられていた植物だったようです。
爬虫類のような光沢
ロンギフォリアの魅力は異形の葉、表面を覆う鈍い光沢感ではないでしょうか。
暗がりで見る姿は、未知の生物のよう。
少し葉に厚みがあるのも、そのような印象を与える一因になっているかもしれません。
くっつきたい
板付けで販売されていることも多いロンギフォリア。
もしかしないでも、鉢に植えて育てるよりも正解な気がしています。
我が家はポットで育ててますが、蒸れで腐る恐さがあります。
もともとの生態を考えると着生スタイルか、水苔を使った方が良さそうです。
植替えのタイミングで水苔か、軽石多めのスタイルに変更を検討中。
意外とゆっくり
モリモリと葉っぱを出し、ドンドン増えることはなく、マイペースな成長スピード。
もしかすると着生させると、成長速度がアップするのかもしれません。
春~秋にかけては水が切れると葉がすぐに枯れるので、少し多めに与えて大丈夫です。
ただ蒸れには弱いので、風通しの良い場所に置いあげましょう。
植物ガチメーター
それでは最後に「ピロシア ロンギフォリア」に、超個人的な見解で点数を付けてみます。
・育てやすさ:18点
シダの中でも育てやすい。
・仕立てやすさ:20点
増えたら株分けするくらい。
・成長速度:16点
早くはない。
・大阪適合度合い:18点
冬の屋外はNG。
・好き度:20点
ミステリアスなお姿が◎
総合得点:92点
以上です、編集長。
筆者:鈴木