結婚式(ウェディング)で人気の「サムシングブルー」
「サムシングブルー」は主に結婚式(ウェディング)で人気のカラーですね。
なぜ「サムシングブルー」が結婚式で好まれる色なのか?そんなお話をできればと思っています。
「サムシングブルー」の由来
はじめに「サムシングブルー」とは!?というお話になります。
「サムシングブルー」はイギリスのナーサリーライム(童謡)『マザー・グース』に登場します。
その一節にある「サムシング・フォー」という詩の一部になります。
「サムシング・フォー」は花嫁を幸せにするおまじないのようなもので、以下の4つで構成されます。
1.なにかひとつ古いもの(Something Old)
先祖や家族から譲られた宝飾品を当てるのが一般的。
母や祖母の結婚衣装や飾りなどを使用することもあります。
2.なにかひとつ新しいもの(Something New)
新品のもの。一般的には白いものを用意します。
花嫁衣裳の一部で上靴や長手袋などをこれに当てることが多いです。
3.なにかひとつ借りたもの(Something Borrowed)
幸せな結婚生活を送っている友人や隣人から借りたもの。
ハンカチやアクセサリーが一般的なようです。
4.なにかひとつ青いもの(Something Blue)
目立たない場所につけるのが良いとされています。
ガーターに青いリボン飾りをつけたものを用意することが海外では多いです。
※参考:ウィキペディア(Wikipedia)「サムシング・フォー」
海外ではこの「サムシング・フォー」が結婚式の習慣として定着しています。
日本でも取り入れるカップルが増えてきました。
とりわけ「サムシングブルー」が人気を博している傾向があります。
なぜブルーなのか?
そもそも他の色ではダメなのか?という話になります。
これほどまでにブルーが愛されているのには理由があります。
それは聖母マリアに深く関係しています。西洋ではブルーは聖母マリアを象徴する色。
彼女は多くの絵画でブルーのマントを身に着けた姿で描かれています。
それはキリスト教において聖母マリアが「海の星」と呼ばれ、愛されてきたことに由来するようです。
また当時、このブルーに使われた「ウルトラマリン」はラピスラズリという鉱石から精製される非常に高価な顔料でした。
その希少性の高い色を身に着けることで、より高貴で尊い存在として表現されたのではないでしょうか。
ちなみにラピスラズリは直訳すれば「天空の宝石」になり、「天空の破片」とも呼ばれています。
とても神秘的なものを感じますね。
ブルーは聖母マリアの色、そして海や天空を思い起こさせる色。
そういった背景から、これから新しい道を歩む女性にとって、相応しい色として選ばれたのだと思います。
心理学的にブルーはどんな色?
みなさんはブルーに対しては、どんなイメージをお持ちでしょうか。
ブルーは平和や自由を象徴する色として良く使われます。
他にも誠実さや信頼というイメージも連想させる色になります。
水色のように淡い色であれば優しさや、穏やかさも感じさせてくれます。
心理的な効果としてはリラックスさせるというものがあります。
空や海といった雄大な自然がイメージとして広がり、安心感が得られるからでしょうか。
次に集中力を高める効果があると言われています。
ブルーには意識を自分の内に向けるパワーがあるようです。
誠実さや信頼のイメージを与え、結婚式で緊張する新郎新婦をリラックスさせてくれる色。
そう考えるとブルーは結婚式にとても向いている色ではないでしょうか。
「サムシングブルー」と「ティファニーブルー」
しかし「ティファニーブルー」と「サムシングブルー」は同じ色ではありません。
もちろんティファニーのブルーも、「サムシングブルー」に入ります。
それ以外の濃い青も淡い青も全てが「サムシングブルー」になります。
「サムシングブルー」を指輪に取り入れる
「サムシングブルー」は結婚指輪の装飾として人気があります。
その場合はブルーサファイヤを指輪の内側に埋め込むことが多いようです。
外側にあしらったデザインもあるので、お店の方と相談して決めると良いかもしれません。
ブルーサファイヤは「安らぎ」「誠実」「正義」「聖域」を表すパワーストーン。
結婚指輪にも、ぴったりの貴石ですね。
「サムシングブルー」で花束を
「サムシングブルー」をアクセサリーや装飾品で取り入れる方も多いかと思います。
当店は花屋として、結婚式で取り入れられる「サムシングブルー」なお花をご紹介します。
わたし達は何万組もの結婚式をお花で彩らせていただきました。
花束やブーケ、受付装花、ウエルカムボード、テーブル装花など、あらゆる装飾を得意としています。
もし、どんな風にお花で「サムシングブルー」を取り入れたら良いか迷ったときは、花のhannaまでご連絡を!
ウェディングのご相談もお気軽にお問合せください!
【ブルー(青い色)のお花の一覧】
・トルコギキョウ
原産地:北アメリカ
花弁は5〜6枚のものから八重まで幅広い。
花弁が少ないものは可憐に、八重は華やかな印象を与えます。
・アガパンサス
原産地:南アフリカ
ユリ科の植物。茎先に散りばめられた用に咲く小花は、まるで「青い線香花火」のよう。
花名はギリシア語の「愛」と「花」に由来しています。
・クレマチス
原産地:世界各地の温帯
花弁が少ないもの、八重、ベル状になるものなど様々な形が楽しめます。
青いクレマチスも種類が豊富で選ぶのに迷ってしまうかも。
・ルリタマアザミ
原産地:南ヨーロッパなど
花径が4〜5cmになり、見ごたえのある花姿。
ドライフラワーとしても親しまれているキク科の花です。
・デルフィニウム
原産地:ヨーロッパ、アジアなど
花数が多く、ぜいたくで豪華な雰囲気を持っています。
品種が豊富なため、サムシングブルーのグラデーションを演出するのも楽しそう。
・ムスカリ
原産地:ヨーロッパなど
ベル状の小花が、ぶどうのようにたくさん開花します。
ボリュームがあり、一輪でも存在感を感じさせてくれます。
・リンドウ
原産地:日本
日本に広く自生する秋を代表する花。純粋な青を持つ品種もあります。
花姿がコンパクトにまとまり、健気で愛くるしいお花です。
・ブルースター
原産地:南アメリカなど
パステル調の小花が爽やかで、守ってあげたくなるような可愛さがあります。
若々しく、活気に満ちたブルーは見ている人にワクワクや、元気を与えてくれますね。
・アジサイ
原産地:日本
日本で馴染みのある花の上位に入るのではないでしょうか。
ガクアジサイ、秋色アジサイ、ヤマアジサイなど種類も豊富です。
・ニゲラ
原産地:南ヨーロッパ
濃淡があり、ややグラデーションのかかったような花色が特徴のニゲラ。
糸のように広がる葉は不思議な愛らしさがあります。
・ヒヤシンス
原産地:東ヨーロッパ
星型の花が密集して咲き、ボリューム感があります。
ユニークな他の花にはないシルエットを楽しめます。
・スカビオサ
原産地:南ヨーロッパ
フリルのようなドレープが美しいお花。
シャビーなテイスト、アンティークなスタイルと相性抜群です。
・バンダ
原産地:インド、台湾など
インドやオーストラリアなど熱帯地方に分布している洋ラン。
エキゾチックな神秘性を持つブルーが美しい。
・ブルーベリー
原産地:北アメリカ
装花としても重宝されるブルーベリー。
ふっくらとした丸い姿は見た目にもキュートです。
※参考文献:『四季の花』 監修:鈴木誠 成美堂出版
当店は日本の四季をウェディングに取れ入れるご提案も得意です。
結婚式をされる季節にあわせたお花をご用意させていただきます。
サムシングブルーを使ったブーケや花束でお悩みの方は、ぜひ当店「hanna(ハンナ)」までご相談ください!
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筆者:鈴木