枯らした植物、数知れず。
でも振り返りません。振り返ったら正気を保つことが出来ないから…
趣味の園芸歴14年目、鈴木です。
実際に育てたことのある植物だけを紹介するコーナーとなっております。
今回は大きな葉に、かすれた様に浮かび上がる葉脈が美しい「キサントソーマ・リンデニー」をご紹介。
キサントソーマ・リンデニーってどんな植物?
アメリカの熱帯エリアが原生地。観葉植物で人気の高いサトイモ科に分類されます。
流通しているキサントソーマは非常に少ないです。
リンデニーの他にはミッキーマウスタロ、ライムジンガーくらいでしょうか。
キサントソーマの原種は大型で、あまりクワズイモと変わらない葉の形をしています。
もしかすると鑑賞用として、魅力的な品種が少ないのかもしれません。
アロカシアを枯らしてしまった人へ
キサントソーマと同じサトイモ科(アロイド系)の植物にアロカシアがあります。
非常に人気が高く、たくさんの品種が出回るようになりました。
育てやすいという方も多いですが、正直「そうでもない」と思います。
アロカシアは寒さだけでなく、日本の猛暑にも弱いです。
そして徐々に弱るのではなく一気にダメになるケースが多い…
弱った状態からリカバリーしにくいのもアロカシアの特徴ではないでしょうか。
水やりの頻度や置き場所など、育て方、性質はキサントソーマとアロカシアは似ています。
似ていますが、キサントソーマの方が丈夫です。
なので、アロカシアへのステップアップとしてキサントソーマ・リンデニーは最適です。
(ちなみにミッキーマウスタロも少し繊細です。初心者の方はリンデニーがオススメです!)
スパルタ生育
一度、夏に水を与え過ぎたのか、蒸れが原因で枯らしかけたことがあります。
葉が2枚まで減り、風前の灯火…
それまでは有機質の土を使っていたのですが無機質に変更。
とにかく排水性を重視しました。
夏場はしっかり乾く一歩手前くらいで水やりをします。
冬場は室内ですが、1週間に1度も水やりしないことが多いです。
明るさは育成ライトの周辺光のみで管理。
それでもスネルことなく、育ってくれています。
夏場は遮光50~60%くらいで、しっかり陽に当てた方が調子は良いです。
個人的にアロイド系の植物は鉢を小さめにしています。
その方が枯らす確率が減りました。
植物ガチメーター
それでは最後に「キサントソーマ・リンデニー」に、超個人的な見解で点数を付けてみます。
・育てやすさ:18点
構い過ぎは厳禁。放任主義くらいが◎
・仕立てやすさ:20点
何をしなくても綺麗に群生してくれる。
・成長速度:17点
成長期と休眠期の差がはっきりしているタイプ。
・大阪適合度合い:17点
15℃を切ったら念のため室内へ。
・好き度:19点
葉脈が好き!クッキリ葉脈が入っていれば全部好き!
総合得点:91点
以上です、編集長。
筆者:鈴木 編集:蒲原